個人の預金金利が今後も引き下げられると予想する人は76.2%、マネースクウェア・ジャパン『マイナス金利導入に関するアンケート調査』

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株式会社マネースクウェア・ジャパンは、企業メッセージである人とお金が響きあう資産運用“Harmoney”をコンセプトに運営するポータルサイト「Harmoney.jp」の会員を対象に、『マイナス金利導入に関するアンケート調査』を行った。また、その調査結果をインフォグラフィックで公開した。
 
<調査概要>
■ 調査タイトル :「マイナス金利導入」についてあなたの意見を聞かせて!
■ 調査対象 :Harmoney.jp会員
■ 調査期間 :2016年2月29日~3月14日
■ 調査方法 :インターネットリサーチ
■ 調査地域 :全国
■ 有効回答数 :596サンプル
■ 公開URL :http://www.harmoney.jp/column/news/423
 
 
<調査サマリー>

1.マイナス金利導入が「日本経済」に与える影響については、否定的な見方が多数
2.マイナス金利導入で感じるメリットは「住宅ローン・自動車ローンの金利が下がること」デメリットは「個人の預金金利引き下げ」「銀行の利用手数料やローン審査への不安」
3.個人の預金金利が今後も引き下げられると予想する人は76.2%!自分の預金にマイナス金利が適用された時の行動とは?
4.62.8%が「マイナス」と回答!あなたにとってマイナス金利政策は「プラス」or「マイナス」?

① マイナス金利政策が「日本経済」に与える影響については、否定的な見方が多数
日銀によるこの政策はどう評価されているのか。マイナス金利導入で、「2017年前半ごろまでに物価上昇率2%」を達成するという日銀の目標について聞いたところ、86.4%が「達成しないと思う」と回答し、多くの人が厳しい目で見ていることが分かった。また、マイナス金利の導入が日本経済の活性化に寄与すると思うと回答した人は23.2%に留まり、大多数が日銀の政策を評価していない姿勢が伺える。
無題
(以下、主な意見)
● 先行き不透明で消費が滞り経済が傾く(40代・女性)
● 実経済にお金が流れそうになく、銀行が預金金利を引き下げたり、手数料を増加させることが考えられるため(20代・女性)
● 劇薬はもし効果があればいいけれども、効果がないときは劇薬だけにマイナスが大きい(40代・男性)
 
政策内容については7割を超える人が理解を示す中、「日銀は何がしたかったのか分からない」「なぜ日本がマイナス金利を導入したのか意味が全く分からない」など政策そのものに対する疑問や、「具体的な事が分からない、ローンで金利が下がっている程度にしか理解していない」「ローンの金利以外での、消費者への影響の有無」など、自分の生活にどのような影響があるのかについて不安の声も挙がった。
 
銀行が実際に個人の預金金利を引き下げたことによって、消費を活性化させて景気を良くしたいという日銀の思惑にむしろ悪影響を与えているのではないかという意見も多くあり、そのギャップに混乱してしまう人が出てきてしまうのかもしれない。とはいえ、日銀がマイナス金利政策を今後どれくらい続けると思うか聞いたところ、61.1%が「1~2年は続けると思う」、19.8%が「3~5年は続けると思う」と回答し、あくまでも期限付きの政策と捉えている人が多いようである。
 
② マイナス金利導入で感じるメリットは「住宅ローン・自動車ローンの金利が下がること」
デメリットは「個人の預金金利引き下げ」「銀行の利用手数料やローン審査への不安」

具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか。マイナス金利導入でメリットと感じることについて聞いたところ、最も多かったのは「個人の住宅ローンや自動車ローンの金利が下がる(394pt)」となった。住宅ローンや自動車ローンの金利は、特に私たちの生活に密接に関係していることから、メリットを感じやすいのかもしれない。2位は日銀が目論んでいたことでもある「企業が銀行からお金を借りやすくなる(192pt)」となり、政策に期待する意見も挙がった。
 
「メリット」と感じることを教えてください。:  獲得pt(複数回答)
個人の住宅ローンや自動車ローンの金利が下がる: 394
企業が銀行からお金を借りやすくなる: 192
メリットと感じることは特にない: 141
銀行が企業への融資を積極化させる: 140
市場にお金が出回り経済が活性化される: 112
その他: 10
 
デメリットについて、「普通預金や定期預金の利子が下がる可能性がある(406pt)」が最多で、次いで「銀行サービスの利用手数料が上がる可能性がある(398pt)」「終身保険や個人年金保険などの保険料が上がる可能性がある(268pt)」となり、日常生活で欠かすことのできない銀行サービスに関するネガティブな意見が目立ちました。
また、4位には「年金支給額が減る可能性がある(233pt)」がランクイン。ただでさえ支給額が少なくなっていくと言われている年金について不安視する人も多くいるようです。

「デメリット」と感じることを教えてください。: 獲得pt(複数回答)
普通預金や定期預金の利子が下がる可能性がある: 406
銀行サービスの利用手数料が上がる可能性がある: 398
終身保険や個人年金保険などの保険料が上がる可能性がある: 268
主に国債で運用する年金資金の運用益が減少することから、年金支給額が減る可能性がある: 233
金融機関の収益が悪化し、経営難や倒産などの可能性がある: 176
利回り低下を背景に国債関連商品の販売が停止される可能性がある: 154
銀行のローン審査が厳しくなる可能性がある: 69
住宅バブルになって住宅の値段が上がる可能性がある: 67
デメリットと感じることは特にない: 33
その他: 12
 
③ 個人の預金金利が今後も引き下げられると予想する人は76.2%!自分の預金にマイナス金利が適用された時の行動とは?
個人への影響に関して、今後も個人の預金金利の引き下げが続くと思うと回答した人は76.2%に及び、ほとんどの人が預金金利への不安を抱いていることが見受けられる。
 
■2016年2月、大手銀行は個人の預金金利の引き下げを相次いで決定しています。今後もこの流れが続き、預金金利が下がっていくと思いますか?
・今後もこの流れが続くと思う・・・76.2%
・これ以上は下がらないと思う・・・19.5%
・場合によっては預金金利が上がると思う・・・4.4%
 
そこで、“もし自分の預金にマイナス金利が適用となってしまった場合”どうするかを聞いたところ、「別の金融機関(インターネット銀行など)に移す(327pt)」が最多となった。金融機関の変更は、手続きなどの手間はあるものの、最も気軽に実践できる対応策かもしれない。今後は、インターネット銀行同士の金利競争が起きるかもしれない。
2位は「預金していても増えないので、株や投資信託などの投資をはじめる(206pt)」、3位には「外貨投資でマイナス金利ではない国の通貨に投資する(178pt)」がランクインし、資産運用によってマイナス金利分を補おうとする人が多いことがわかった。
 
自分の預金にマイナス金利が適用されたらどうしますか?: 獲得pt(複数回答)
別の金融機関(インターネット銀行など)に移す: 327
預金していても増えないので、株や投資信託などの投資をはじめる: 206
外貨投資でマイナス金利ではない国の通貨に投資する: 178
お金を引き出して自宅で現金を保管、タンス預金する: 161
金利が付く個人向け国債を購入する: 68
マイナス金利でもそのまま預金する: 64
わからない: 32
お金を使うようにする、消費する: 17
その他: 16
 
また、マイナス金利の導入を受けて資産運用・投資の必要性を感じた人は66.3%という結果に。「貯蓄から投資へ」という言葉がよく聞かれるようになった昨今、今が資産運用を検討してみるタイミングなのかもしれない。
 
■マイナス金利の導入を受け、資産運用・投資の必要性を感じましたか?
・強く感じた・・・21.8%
・まあまあ感じた・・・44.5%
・あまり感じなかった・・・23.3%
・まったく感じなかった・・・10.4%
 
④ 62.8%が「マイナス」と回答!あなたにとってマイナス金利政策は「プラス」or「マイナス」?
政策に対する厳しい見方が多い中、ズバリ、マイナス金利政策は自分にとって「プラス」or「マイナス」かを聞いたところ、マイナスと答えた人は62.8%となり、プラスと答えた人を大きく上回る結果となった。「マイナス」と答えた人の理由としては、個人の預金金利が下がったことや経済への影響を懸念する声が大多数となった。
 
(以下、主な意見)
● 預金金利が下がるから(30代男性)
● 銀行業績の悪化懸念による株価の下落(40代男性)
● ただでさえ低い預金金利が下がった、セキュリティー以外金融機関に金を預ける意味が無くなった。(40代男性)
● 住宅ローンの見直しをしてもほとんど変化がなく、どちらかというと預金などが今後減っていくのではないかと不安になる。そのまま、金融機関に預けていても減っていくなら投資に幾らかでも回す必要性を感じている。(50代男性)
● 預金金利が下がったことで、利用するメインバンクを変更せざるを得なくなりました。(30代男性)