FXトレード・フィナンシャルが『2016年 4月相場予測:鶴のヒトコエ』を発表

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株式会社FXトレード・フィナンシャルは、元来外国為替ディーラーとして長らく市場と対峙してきた経験(1988~2008年)を基に、毎月相場予測を行っている。今回、4月以降の相場予測を発表した。
 
 
<ドル相場>
ドル円は111~113円コアレンジ、上値114~117円を試すが重い展開。リスクは下方トレンド、110円割れの可能性も。
 
<ユーロ相場>
ユーロ・ドルは1.08~1.12の膠着相場、ユーロ及び英ポンドの戻り売り戦略。
 
 

君嶋 慶彦 株式会社FXトレード・フィナンシャル  総合企画室 市場リスク管理マネージャー
2009年、株式会社FXトレード・フィナンシャル入社。現職にて、市場モニタリング・市場調査に関する業務を担当。国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe(R)

円高トレンド再開を予想
3月はリスクオフの巻き戻しから株価や原油価格が堅調に推移し、為替市場でも巻き戻しの動きから円安・ドル安の展開となりました。
ドル円は3月17日の米FOMCで年内の利上げ見通しが4回から2回に引き下げられたことで、一時110.67円と2014年10月以来の安値を更新したものの、その後はロックハート米アトランタ連銀総裁、ブラード米セントルイス連銀総裁から相次いで4月FOMCでの米利上げ可能性について言及があったことで114円手前まで上昇しました。現在は3月29日にイエレン米FRB議長が早期の追加利上げに慎重な見方を示したことから再び下落し、112円台で推移しています。

 今後のドル円の相場展開ですが、2月11日の急落時の安値を3月17日に更新したこと、反発局面での上値が徐々に切り下がってきていることなどから、2月の急落以降続いているレンジは下に抜ける可能性が高いと考えています。相場も新年度入りし、そろそろ円高トレンドが再開してもいい頃合いではないでしょうか。ドル円は戻り売りを中心に売買を手掛けていくのがよいと思います。

 ユーロ・ドルは3月10日にECBが想定以上の追加緩和を発表したことで1.0820まで下落したものの、政策金利発表後の定例会見でドラギECB総裁が今後の追加緩和に否定的な発言をしたことから追加緩和打ち止め感が台頭、一転ユーロ買い優勢となり、現在は1.13ドル台で動いています。

 今後のユーロ・ドルの相場展開ですが、昨年3月以降1.14近辺では上値が抑えられており、難民問題やテロ懸念、6月23日に控えている英国のEU離脱など課題を考慮するとこのまま上昇していくことは難しいと思います。当面は1.10~1.13でのレンジの動きになる可能性が高いと考えています。