FXトレード・フィナンシャルが『2016年 3月相場予測:鶴のヒトコエ』を発表

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株式会社FXトレード・フィナンシャルは、元来外国為替ディーラーとして長らく市場と対峙してきた経験(1988~2008年)を基に、毎月相場予測を行っている。

鶴 泰治 株式会社FXトレード・フィナンシャル代表取締役社長
三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)入行後、本店資金為替部にてディーリングの世界に入り、1990年、為替グループドル円チーフディー ラーを経てLA支店ディーリングルーム・チーフディーラー、NY支店ディーリングルーム・シニアマネージャー、ロンドン・ディーリングルームディレクター を歴任。20年以上一貫して外国為替を中心とした外貨ディーリング業務に従事。2008年より現職。

■3月以降の相場予測
<ドル相場>
110~115円コアレンジ、ドルの上値(114~117円)が重い展開。目先105~110円の可能性も。介入もどきがあればドル売り。
<ユーロ相場>
ユーロ戻り売り(1.10以上)先行、押目買い(1.05~1.08)の継続売買、英ポンド下落(「Brexit」)に注視。

 
 
■マーケットはどう動く!?トレーダーの視点
君嶋 慶彦 株式会社FXトレード・フィナンシャル  総合企画室 市場リスク管理マネージャー
2009年、株式会社FXトレード・フィナンシャル入社。現職にて、市場モニタリング・市場調査に関する業務を担当。国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe(R)

円高の流れは一旦小休止し、ドル円は目先反発を予想
マイナス金利導入発表後、ドル円は一時121.68円まで上げたものの、発表翌日以降は9営業日連続の下落となり、2月11日には一時110.98円まで下落しました。現在は為替市場も一旦落ち着きを見せ、113円後半での動きとなっています。
 
今後のドル円の相場ですが、中長期的な流れは円高に転換したと思われるものの、1月2月と大きく下落してきたことから、一旦円高の流れは小休止し、目先は買戻しの動きから反発すると考えています。上値目途としてはまずは114円台後半、115円を超えた場合は1月に終値ベースで抵抗ラインとなっていた117円近くまで上昇する展開を想定しています。

ユーロ・ドルは、リスク回避姿勢の高まりから2月中旬に一時1.14手前まで上げたものの、こちらも市場の落ち着きから1.09台まで戻してきています。今後の動きとしては、短期的には1.08台前半、中長期的には当局の金融政策の方向性の格差が鮮明であること、欧州金融不安への不安が高まってきたことから、1.05を目指した動きになると予想しています。

基本的には上記のように考えていますが、3月10日にECB理事会、14日~15日に日銀の金融政策決定会合、15日~16日にはFOMCが開催され、結果次第で今後の相場動向に大きく影響を与える可能性があります。特に注意が必要なのはFOMCでしょう。もし米利上げがあれば、発表直後はドル高になるものの、新興国通貨への不安からリスクオフが進み、1月2月のような荒れたマーケットになる可能性があります。その場合は、ドル円は110円割れを目指した動き、ユーロ・ドルは2月高値を目指した動きになりそうです。